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Yuma Wang来日 [雑感]
震災云々書こうかと思ったが、本ページは音楽についてストレートに行こうと考え直しやめた。
前回、Wangについて書いたが、彼女が今月来日した。ちょうど震災の1週間ほど前だ。私は東京の公演が取れなかったので名古屋まで足を延ばした。
演奏は後半の編曲ものがよかった.彼女にはこの手の曲があっているかと感じた次第。出来ればバンブルビーかトリッチポルカがあればよかったように思う。この路線でいくのであれば、大物のビゼー編曲によるサンサーンスの2番のコンチェルトの独奏曲に挑戦してもらいたいものだ。
しかし、舞台衣装が超つくほどのミニスカートだったのには面食らった(笑)
最近DVDがでたようだ。まずは好演。
前回、Wangについて書いたが、彼女が今月来日した。ちょうど震災の1週間ほど前だ。私は東京の公演が取れなかったので名古屋まで足を延ばした。
演奏は後半の編曲ものがよかった.彼女にはこの手の曲があっているかと感じた次第。出来ればバンブルビーかトリッチポルカがあればよかったように思う。この路線でいくのであれば、大物のビゼー編曲によるサンサーンスの2番のコンチェルトの独奏曲に挑戦してもらいたいものだ。
しかし、舞台衣装が超つくほどのミニスカートだったのには面食らった(笑)
最近DVDがでたようだ。まずは好演。
Yuja Wang-21世紀型ピアニスト [私の盤棚から]
先日何気なくyoutubeでペトルーシュカからの3楽章の映像を探していたら、Yuja Wangという女流のピアニストの演奏が目にとまった。素晴らしいテクニックである。また演奏のテンポもいい。それで他の演奏も検索してみた。
中でも、シフラ編によるJシュトラウスのトリッチ・トラッチ・ポルカは壮絶な名演である。この複雑な音形が交錯する難曲をいとも簡単に弾いている。特に、コーダにおける左手の跳躍の連続は見事としか言いようがなく、唖然茫然の連続である。この曲の演奏風景を見るのは初めてであったが、シフラの編曲の異常さを痛感できたし、それを弾きこなしているWangのすごさも実感できた。
Wangは1987年生まれで今年23歳。演奏の容貌がどことなく「のだめ」に似ている。抒情性も演奏テクニックも申し分なく、まさにのだめがリアルに現れたよう。私はコルトーの詩情性も好きだが、現代では受け入れにくいであろう。その点、Wangは両者を兼ね備えているように見える。21世紀に求められるピアニストはこうでなくてはならない。中国おそるべしである。次世代を担う演奏家を出していくのは日本を中心とした東アジア諸国と思っていたが、中国の方が上手かもしれない。
調べてみると2年前からグラモフォンと契約しているらしい。CDは2枚発売されていて、日本盤は次の通り。輸入盤の方が安いが、「ソナタ&エチュード」には日本盤特典としてヴォロドス編のトルコ行進曲が入っている。これが通常のトルコ行進曲の倍くらい音を厚くした編曲で一聴もの。悩ましい。

中でも、シフラ編によるJシュトラウスのトリッチ・トラッチ・ポルカは壮絶な名演である。この複雑な音形が交錯する難曲をいとも簡単に弾いている。特に、コーダにおける左手の跳躍の連続は見事としか言いようがなく、唖然茫然の連続である。この曲の演奏風景を見るのは初めてであったが、シフラの編曲の異常さを痛感できたし、それを弾きこなしているWangのすごさも実感できた。
Wangは1987年生まれで今年23歳。演奏の容貌がどことなく「のだめ」に似ている。抒情性も演奏テクニックも申し分なく、まさにのだめがリアルに現れたよう。私はコルトーの詩情性も好きだが、現代では受け入れにくいであろう。その点、Wangは両者を兼ね備えているように見える。21世紀に求められるピアニストはこうでなくてはならない。中国おそるべしである。次世代を担う演奏家を出していくのは日本を中心とした東アジア諸国と思っていたが、中国の方が上手かもしれない。
調べてみると2年前からグラモフォンと契約しているらしい。CDは2枚発売されていて、日本盤は次の通り。輸入盤の方が安いが、「ソナタ&エチュード」には日本盤特典としてヴォロドス編のトルコ行進曲が入っている。これが通常のトルコ行進曲の倍くらい音を厚くした編曲で一聴もの。悩ましい。

- アーティスト: ユジャ・ワン,ブラームス,ストラヴィンスキー,スカルラッティ,ラヴェル
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2010/05/26
- メディア: CD
ついに発売。DVD「別れの曲」 [私の盤棚から]
前にヴォルバリー監督の「別れの曲」という映画について書いた。昔、NHKの放送でこの映画を見て再度見てみたいと思っていたが、ビデオ化もDVD化もされていない(しかも全世界的に)というこどとだった。
ところが今年はショパン生誕200年、ということでついに発売された。このたびこのDVDを入手し改めてみたが、内容的には大甘のものだったが、ショパンとリストの連弾など見るべきものは多かった。長らく発売が待たれていたものだけに、ショパンに興味のある人はぜひごらんいただきたい。

ところが今年はショパン生誕200年、ということでついに発売された。このたびこのDVDを入手し改めてみたが、内容的には大甘のものだったが、ショパンとリストの連弾など見るべきものは多かった。長らく発売が待たれていたものだけに、ショパンに興味のある人はぜひごらんいただきたい。
- ショップ: ハピネット・オンライン
- 価格: 3,072 円
のだめ最終楽章(前篇)とマーラー [私の盤棚から]
のだめカンタービレの最終楽章前篇のDVDが出たので買ってみた。あいかわらず、ピアノにヤマハの他にべヒシュタインを使うなど、わかる人が見るとオッと思わせるマニアックなつくりであきさせない。
で、今回の一番のお気に入りは、ラストシーン。湖のほとりでシュトレーゼマンが難聴を告白したときから流れ始めるマーラーの5番のアダージェット。これほど美しい曲はないと思わせるシーンだ。ご存じのようにこの曲はヴィスコンティのヴェニスに死すで使われて有名になったのだが、同じヴィスコンティのルードヴィッヒのラストシーン、ルードヴィッヒが湖で自殺するシーン、と妙にダブって聞こえてきた。少なくともこの演出した人は、これらの映画を引用したのは間違いないと思う。
人は年老いいつかは死んでいく。だがその魂は次の世代に引き継がれ脈々と生きていく。シュトレーゼマンと千秋の関係もそうなのだろう。難聴になり、音楽家としての生命の残りが少ないと悟ったシュトレーゼンマンが千秋に全てを引き継がせようとしている。他もまたしかり。そのような累々として続いてきた人の営みを表すシーンでこの曲はまさにうってつけだと思った。(告白するがこのシーンで思わす涙を流しそうになった。これは人生の折り返し地点を過ぎてあとはどう人生を軟着陸しフェードアウトしていくか、というのが見えてきた人間ではないとわからない感覚だと思う)
こののだめのDVDには、特典DVDとして使われた楽曲が収録されたおまけDVDが付いていたが、このマーラーは収録されていなかった。これが意図的なものかどうかはわからないが、この映画のメイン聴衆となる若い世代にはこのマーラーは理解できないかもしれない。
いずれにせよ見ておくべきシーンだと思う。
PS このシュトレーゼマンの湖のシーンは設定はドイツとなっているが、収録は日本とのこと。バックに西洋風のお城があったり、深い緑の森がドイツを思わせていたのだが、これはスタッフにだまされた(笑)。まさに脱帽もの。

で、今回の一番のお気に入りは、ラストシーン。湖のほとりでシュトレーゼマンが難聴を告白したときから流れ始めるマーラーの5番のアダージェット。これほど美しい曲はないと思わせるシーンだ。ご存じのようにこの曲はヴィスコンティのヴェニスに死すで使われて有名になったのだが、同じヴィスコンティのルードヴィッヒのラストシーン、ルードヴィッヒが湖で自殺するシーン、と妙にダブって聞こえてきた。少なくともこの演出した人は、これらの映画を引用したのは間違いないと思う。
人は年老いいつかは死んでいく。だがその魂は次の世代に引き継がれ脈々と生きていく。シュトレーゼマンと千秋の関係もそうなのだろう。難聴になり、音楽家としての生命の残りが少ないと悟ったシュトレーゼンマンが千秋に全てを引き継がせようとしている。他もまたしかり。そのような累々として続いてきた人の営みを表すシーンでこの曲はまさにうってつけだと思った。(告白するがこのシーンで思わす涙を流しそうになった。これは人生の折り返し地点を過ぎてあとはどう人生を軟着陸しフェードアウトしていくか、というのが見えてきた人間ではないとわからない感覚だと思う)
こののだめのDVDには、特典DVDとして使われた楽曲が収録されたおまけDVDが付いていたが、このマーラーは収録されていなかった。これが意図的なものかどうかはわからないが、この映画のメイン聴衆となる若い世代にはこのマーラーは理解できないかもしれない。
いずれにせよ見ておくべきシーンだと思う。
PS このシュトレーゼマンの湖のシーンは設定はドイツとなっているが、収録は日本とのこと。バックに西洋風のお城があったり、深い緑の森がドイツを思わせていたのだが、これはスタッフにだまされた(笑)。まさに脱帽もの。
のだめカンタービレ 最終楽章 前編 スペシャル・エディション
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 4,507 円
ラフォリアとリコーダー [私の盤棚から]
久しぶりの更新-エネスコのヴェリタス盤 [私の盤棚から]
入手困難だと思っていたエネスコのコレルリ他が入っているヴェリタス盤を入手できてしまった。演奏は言うまでもないが、録音がすばらしい。これはどこから来るのか?一説には、米コロムビア盤SPは78回転でなく80回転で再生するのが正しいのだとか。ところが復刻版はそれを78回転で再生するため、音が低くなり音の張りが低下するらしい。絶対音感のない私にはヴェリタス盤がどうかわからないが、80回転での再生だと思う。昔、お茶の水のハーモニーで復刻された私家盤もこの音程であったと思う。CDの再生でピッチが変えられるものがあるが、それを使って印象を確かめてみたいと思った。シェルマンの新しい方のCDの音は聞いてないが、CDならとりあえずはこれか。(シェルマンの旧盤CDはHMVロイヤルスペシャルでの再生であったが、私個人は好きになれなかった。昔出たMM盤の方が音がよかったように思う)


- アーティスト: ショーソン; クライスラー; プニャーニ; ヘンデル; コレルリ,ジョルジュ・エネスコ(Vn); サンフォード・シュルッセル(P)
- 出版社/メーカー: Shellman
- 発売日: 2007/11/20
- メディア: CD
複雑な気持ち [私の盤棚から]
パハマンの葬送行進曲のSP盤をオークションで落札してしまった。「しまった」と書いたのはなんとも微妙な表現であるが、いつわざる気持ちだ。
この演奏を初めて知ったのは、確か無線と実験誌のレコード紹介コーナーだったと思う。そのときにこのSP盤を持っていると破滅するなどどいう逸話が書かれていたと思う。その後あらえびすの名曲決定盤にも、このレコードをかけると不思議なことが起こると書かれていた。
そのSP盤が我が家にやってきた。配送中に割れてしまえばいいのになどと半分まじめに考えていたが、幸い(?)にして壊れることなく我が家にやってきた。とりあえず、2,3回それを聞いてレコードラックにしまい込んだ。演奏は絶品であるが、聴き続けられる自信がない。
その後このSPをどうやって聞こうか思案している最中である。
この演奏を初めて知ったのは、確か無線と実験誌のレコード紹介コーナーだったと思う。そのときにこのSP盤を持っていると破滅するなどどいう逸話が書かれていたと思う。その後あらえびすの名曲決定盤にも、このレコードをかけると不思議なことが起こると書かれていた。
そのSP盤が我が家にやってきた。配送中に割れてしまえばいいのになどと半分まじめに考えていたが、幸い(?)にして壊れることなく我が家にやってきた。とりあえず、2,3回それを聞いてレコードラックにしまい込んだ。演奏は絶品であるが、聴き続けられる自信がない。
その後このSPをどうやって聞こうか思案している最中である。
続、西条・石川訳「ヴァイオリンは語る」について [盤鬼]
本日再発の本が届いた。中を見る。文章も漢字もオリジナルそのままに復刻されていて好感が持てる。作りもなかなか良いと感じた。中には校正ミスがまだ残っているように見受けられるが、この名著が一般に読めるようになった意義は大きいといえよう。
今回この本を再度読み直してみて、私の記憶と違う部分がいくつかあるのに気がついた。例えば、ヴェルレーヌでは、ヴァイオリンの弦がこの人のことは覚えておくようにと伝えるくだりがあったと記憶しているが、本書には載っていなかった。これは西条版はカットが多いと聞いているので、新訳で読んだ内容とおそらく混同した結果だと思う。そしてそれは私が旧訳をこれまでまじめに読んでこなかった証左でもある。つまり本書を手に入れたことに「満足してしまい、貴重なので斜め読みしかしていなかった」ことに起因しているように思う。今回新しくこの本を入手出来たので、今回はこの本を隅々まで読み尽くそうと思っている。
この本の入手はこちら。残部が少なくなっているので欲しい方はお早めに。
今回この本を再度読み直してみて、私の記憶と違う部分がいくつかあるのに気がついた。例えば、ヴェルレーヌでは、ヴァイオリンの弦がこの人のことは覚えておくようにと伝えるくだりがあったと記憶しているが、本書には載っていなかった。これは西条版はカットが多いと聞いているので、新訳で読んだ内容とおそらく混同した結果だと思う。そしてそれは私が旧訳をこれまでまじめに読んでこなかった証左でもある。つまり本書を手に入れたことに「満足してしまい、貴重なので斜め読みしかしていなかった」ことに起因しているように思う。今回新しくこの本を入手出来たので、今回はこの本を隅々まで読み尽くそうと思っている。
この本の入手はこちら。残部が少なくなっているので欲しい方はお早めに。
再発!! 西条・石川訳「ヴァイオリンは語る」(ティボー著) [盤鬼]
要望は多いとは聞いていたが、まさか再発されるとは思っていなかった。なぜなら新訳があるからである。
どうやって権利関係をクリアしたのか知らないが、ファンにとっては(盤鬼風に言えば)「干天の慈雨」ということになるだろう。
本の内容は、まさに西条盤鬼の渾身の1冊と言うべき書である。アマゾンを見ると新訳ですら評価が高く再発が要望されているが、新訳が学者風のお堅い訳であるのに対して、盤鬼訳は自由奔放な自由訳であり、その差は歴然である。特に白眉のヴェルレーヌの件など両者を読み比べてもらいたいと思うほどだ。
いずれにせよ今年最大のトピックであるには違いない。私はすでにこの旧版を入手済みであるが、スペアとして早速アマゾンに注文した。是非、もう1冊の書である「名曲この1枚」も復刻してもらいたいと切に希望する。
どうやって権利関係をクリアしたのか知らないが、ファンにとっては(盤鬼風に言えば)「干天の慈雨」ということになるだろう。
本の内容は、まさに西条盤鬼の渾身の1冊と言うべき書である。アマゾンを見ると新訳ですら評価が高く再発が要望されているが、新訳が学者風のお堅い訳であるのに対して、盤鬼訳は自由奔放な自由訳であり、その差は歴然である。特に白眉のヴェルレーヌの件など両者を読み比べてもらいたいと思うほどだ。
いずれにせよ今年最大のトピックであるには違いない。私はすでにこの旧版を入手済みであるが、スペアとして早速アマゾンに注文した。是非、もう1冊の書である「名曲この1枚」も復刻してもらいたいと切に希望する。
ランドフスカのスカルラッティ [私の盤棚から]
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